就職や転職における英語力のアピールとして、最も使われているTOEIC。
アピールするには730点からとよく言われますが、実際どのくらいのレベルなのでしょうか。
・TOEICをこれから受験しようと考えている方
・730点を目標としているけど、実際どんなレベルなのか気なっている方
TOEIC公式の評価
TOEIC公式には受験者のアンケート等をもとに「TOEIC L&Rスコア別できること一覧」を公表しています。
スコアを大体100点刻みで分けて、各スコアをとった人ができることの目安を一覧表にしています。
20項目に対して「できない」「かろうじてできる」「できる」の三段階で評価がされており、
当然ながらスコアが上にいくにつれてできることが増えていっています。
これをみると、700~795点レベルは13項目は「できる」、7項目は「かろうじてできる」レベルであると評価されており、「できない」という項目はありません。
つまり、700点台は「英語に関して大体のことはなんとかできますよ」というのが公式の見解です。
ちなみに、600~695点では唯一「対立する2つの政党の政治家を取材したインタビュー記事を読み、両者の考え方の相違がどういった点にあるか識別することができる。」については「できない」と評価されています。
また、こちらも公式資料ですが、「TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表」をみてみましょう。
こちらでは730点以上は「どんな状況でも適切なコミュニケーションがとれる素地を備えている」と評価されています。
自分が730点を超えてみてどんな感じだったか
私は730点を超えてみて感じたことが3つあります。
英文の情報処理が早くなった
TOEICの勉強を通じて増やしたボキャブラリーは実際の英文記事を読む際にとても役に立ちます。
そういえばこの単語TOEICで覚えたなってことが多いです。
それによって、いちいち辞書サイトや翻訳サイトに頼らなくても理解できることが増え、作業の時短につながることが増えました。
また、すべてをちゃんと理解しなくても部分的な情報から、この英文は読む必要があるのかどうかを判断できるようになりました。
つまり、それまではいちいち辞書サイトで単語を調べたりしていた時間がスキップされ、効率よく時間を使うことができるようになりました。
やればできるという自信につながる
これは英語に関することではないのですが、TOEIC730点で社会的にも評価される客観的な数字ですよね。私含め大半の人は結構な時間を費やしてやっと到達できるレベルだと思います。
TOEIC730点は、そこまで頑張った努力が報われたという成功体験につながります。
現代では非常に重要な概念である自己肯定感、セルフコンパッションが育まれるため、TOEICの効果は単なる英語だけにとどまらないと私は考えております。
TOEIC730点はやれば必ず達成できる点数です。挑戦するかどうか迷っているなら必ず挑戦したほうがよいです。メリットしかありません。
とはいえ、まだまだ勉強の余地はある
すでに申し上げた通り、730点以上は英語に関しては大体のことはできるレベルです。
ですが、英語音声の映画やドラマを字幕なしで理解するのは、まだ難しかったりします。
また、英語は地域や国によってクセが全然違います。日本人はいわゆるカタカナ英語の発音というように、インド人はインド人のクセ、ロシア人はロシア人のクセがあります。
英語を喋っていることはわかるんだけど、全然聞き取れない・・・ということも珍しくないです。
730点は本当の意味での英語学習のスタートラインだと思っています。
まだまだ英語は奥が深いです。頑張っていきましょう!
まわりからの反応
やっぱり700点以上は周りからの評価も良いです。
単純に「すごいね」と言われたり、「これどういう意味?」と英語の相談をされたりすることも珍しくないです。
仕事によっては、海外系の業務を任されるキッカケになることもあると思います。
また、TOEICの点数に応じて報酬金を出してくれる会社も珍しくないと思います。
ネットで調べてみると、○○会社は△△点で◇万円の報酬金といった情報がでてきます。
700点台だと平均して1~5万円くらいの印象です。
あなたの会社もこういった制度があるかもしれません。
AI技術の進歩がすさまじいから英語の学習は不要という声も聞きますが、まだまだ社会では英語ができる人材は必要とされている証拠ですね。
まとめ
今回はTOEIC730点ってどんな感じかを書いてみました。
結論としては、やっぱり730点目指して頑張りましょう!です。
きっとプラスに働くことがいっぱいあるはずです。
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